2007年06月26日

No.32【人生を変える!「心のブレーキ」の外し方】石井裕之[著]

「感動する映画だと言われて、観にいく。涙を流しながら感動する。『ああ、私も今日から人に優しくしよう。感謝して毎日を過ごそう』と心に誓う。
 しかし、数日もすれば、ちょっとしたことにイライラしたり、人にきつくあたってしまういつもの自分に戻っている。
 
 こんなふうに、ヤル気になることは簡単だけれども、ヤル気を燃やし続けることは難しい。

 『途中で聞くのをやめてしまった英語教材』とか『買うだけ買って使わなくなってしまった健康器具』とか『読むのをやめて本棚に飾ってあるだけの本』とか『書きかけの小説』とか・・・・。あなたにも心当たりがあるはずです。

 どうしてヤル気は、長続きしないのでしょうか?
 どうして感動は、すぐに冷めてしまうのでしょうか?

 それはあなたの心にブレーキが働くからです。

 この『心のブレーキ』の正体を見極めることさえできれば、逆にそれを利用して、ヤル気や感動を燃やし続けることができ、したがって、スムーズに目標を実現することが可能になるのです。」



 今回ご紹介する書籍は、【人生を変える!「心のブレーキ」の外し方】です。本書でいう「心のブレーキ」とは、潜在意識のことで、著者の石井氏は「はじめに」の中で潜在意識について次のように語っています。

「潜在意識と言っても、難しいものでも、怪しいものでもありません。要するに、あなたのもうひとつの心のことです。
 ダイエットしようと思っても、つい食べ過ぎてしまう。
 落ち着こうと思っても、イライラしてしまう。
 企画書を書かないといけないんだけど、なかなかヤル気にならない。
 そんなふうに、自分の思いとは反対に動く心があることは、あなたも経験から気づいているはずです。それがあなたの『もうひとつの心』、つまり、『潜在意識』なのです。」

 本書は以下の7つの章から構成されており、潜在意識のはたらきと活用方法、つまり「心のブレーキ」を外し人生を変える方法について、とてもわかりやすく具体的に書かれています。(本書では、“章”は以下の7つの“Therapy(セラピー)”として表記されています。)

 Therapy1 スタートはできるだけ丁寧にゆっくりとやる。
 Therapy2 なぜ、感情やヤル気は長続きしないのか?
 Therapy3 あなたの中にいる“たくさんのあなた”に心を配る。
 Therapy4 迷ったときに役立つ“たったひとつの言葉”
 Therapy5 過去も未来も変える力
 Therapy6 実績や経験に頼らない。
 Therapy7 フェイク・イット!
 
 潜在意識という言葉、存在は広く知られていますが、本書ではその特徴、性質を性格に捕らえた上での活用方法が説明されています。たとえばTherapy1では、、潜在意識には“現状を維持”するメカニズムをもっており、「人生が思い通りに進まないのは、ほとんどの場合、この潜在意識の現状維持メカニズムが作用しているからだ」と断言しています。例示として、ダイエットがうまくいかない(“太っている”という状態を潜在意識が維持しようとしている)、マリッジ・ブルー(“独身”という状態を潜在意識が維持しようとしている)などがあげられており、なるほど、と思ってしまいます。

 解決方法は、「潜在意識を、新しい自分に徐々に慣らしていけばいい」としています。著者は以下のような例をあげて説明しています。
「止まっている車はできるだけ止まっていようとします。
 だから、最初に車を動かすときには大きなエネルギーが必要になります。ローギアに入れて、ゆっくりと車を動かす必要があります。
 しかし、いったん動きはじめて加速がつくと、今度は止めることのほうが大変です。ブレーキを踏み込んでも急には止まらない。停止させるには相当のエネルギーが必要です。当たり前のことだと決めつけずに、どうぞ、少しだけ考えてみてください。

 最初の一歩にこそ、一番大きなエネルギーが必要なのだ

 という事実の重要さに、改めて気づくはずです。」

 第一章(Therapy1)の紹介だけでだいぶ長くなってしまいました・・。以下、私が重要だと感じた文章を以下に転記します。(読みやすくするために本書での段落、改行は省略しています。)

 「消え行く感情を定着させる唯一の方法は、その感情を“行動”に変えることなのです。」

 「意識の世界から考えると、何かひとつだけが突出することもあり得るように思えるでしょう。しかし、潜在意識の世界の流儀で考えれば、清涼するときには、全体がそろって仲良く成長する ということが原則です。この原則を忘れたり、軽んじたりすれば、どんな努力を無駄に終わってしまいます。」

 「ただ、“どれだけ真剣に心を向けたか”がすべてなのです。」

 「潜在意識的にみれば、『うまくいったかもしれない』という思いよりも、『ダメだった』という気づきのほうが、はるかに生産的なのです。」

 「迷ったら「イエス」と言ってみること。」

 「過去も、未来も、“今、この瞬間”のあなたによって変えることができる」

 「“今のあなたの在り方”にふさわしいものがあなたに引き寄せられる」

 「どんな状況にあっても、“今、できること”だけを考え、それを実行する」

 「あなたが自分の力に自身をもっていさえすれば、潜在意識にとっては、その自信に根拠があろうがなかろうが、どちらでも同じことだ」

 「潜在意識を活用して、夢や目標を実現するためには、人脈も知識も経験も実績も必要ない。ただ、「自分にはできるんだ!」という根拠のない自信があればいい。」

 上記に紹介した文章の意味は、著者の思い込みやたんなるスローガンによるものではなく、すべて潜在意識の特徴からくる活用方法として提案しているものである、というところが非常に重要なポイントです。そしてこれらの文章を読む中で沸いてくる疑問、「どうやったらその自信がもてるようになるのか?」ということについて、最後のtherapy7の次の一文をキーワードとして説明しています。

 “Fake it until you make it!”

 この文章の意味について著者は、「ハッタリが本物になるまでは、いつまでもずっと演じていればいいんだよ!」としています(本書の会話文から引用)。本書ではもう少し分かりやすく会話形式の例の中で説明されていますので、興味のある方は実際に本書を手にとって読んでみてください。潜在意識を活用するための重要な考え方が非常にシンプルにわかりやすく解説されており、これまでなかなか自分の思い通りにいかないことで自信をなくしてしまっている方が読めば、元気を取り戻し、自信を取り戻すきっかけをつくってくれる、オススメの本です。

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ビジネス書で学ぶ人事労務管理
発行元:佐々木社会保険労務士事務所
発行責任者:佐々木知久
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posted by T.Sasaki at 14:18| 東京 🌁| Comment(0) | ■自己啓発ならこの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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