2006年12月19日

No.11【社会保険料が3割節約できる本】(有)人事・労務[著]

 「・・・『社会保険料』は法律で決まっているのだから、どの会社でも同じじゃないの?それとも法律違反であっても、ばれない方法でもあるの?」
と疑問に思われる方も多いでしょう。もちろん、法律は守らなければいけません。しかし、「社会保険料」の仕組みをよく理解すれば、法律を守りつつそれぞれの会社に合った保険料節約の方法があるのです。」




 今回は社会保険料の節約方法について学びたいと思います。今後上昇を続けていく社会保険料は企業にとって「増税」と同じことですから、しっかりと学んで法律に基づいて「節税」することはとても重要です。

 内容はきわめて実用的な内容になっており、前半の社会保険の基礎知識は実務に詳しい方なら読み飛ばしてしまってもかまわないと思います。そして目次を読みながら、簡単に実行できそうな箇所から順番に学ぶのがよいと思います。こういった実務書は、学び、実行してこそ意味があります。

 基礎的なところでは、「健康保険組合に加入する」、「社会保険料の上限額を利用する」など、比較的簡単に実行できそうなものから、「退職金制度の導入」など、コンサルタントが指導するような内容のものまであります。

 また、「被保険者にならない従業員の活用」についても触れていますが、これについては本書冒頭「はじめに」の中で、「正社員を減らし契約社員・パートタイマー・フリーの業務委託者などに切り替えること自体は否定されるべきものではなく一定のコスト削減の効果を挙げることはできる」としながらも、その問題点を次のように指摘し、注意を促しています。
 「しかし、中長期的見地に立った場合、そうすることで会社の技術力や競争力、そして何よりも働く社員の活力が薄れてしまっては、会社の将来が失われることになります。」

 実務に携わっている方でしたら、以下の目次は参考になると思います。経営者の方も、経費節減でもう削るところがなくなってしまった、人員整理を考えている、などの状況の場合、必ず知っておきたい知識が盛りだくさんです。もちろん、経営が順調な企業においても、これらの節約方法について学んでおくことは有効だと思います。
 
 序章 「知っている」だけでは、節約はできない!
 第1章 正しく処理することが「社会保険料」の節約につながる
 第2章 これだけ知っていれば大丈夫!社会保険の基礎知識
 第3章 社内制度見直しで保険料を節約する
 第4章 賃金制度見直しで保険料を節約する
 第5章 退職金制度を活用して保険料を節約する 
 第6章 継続雇用制度見直しで保険料を節約する
 第7章 役員にとっての「社会保険料」節約法
 第8章 ほかにもある!知って得する「社会保険料」の節約法

今回紹介させていただいたこの本の他に、同時期に出版された本として、【社会保険料を安くする方法】(田中章二[著])という本があります。
 読み比べて見ましたが、項目的には同じ内容について触れている部分と、片方の本のみで触れられている部分とあり、優劣はつけがたい内容で、こちらもお勧めです。労災保険のメリット制の活用など、労災保険料の削減についても触れられているので、建設業などの業種の場合にはこちらの本が良いかもしれません。

 ぜひ社会保険料の「リストラ」を成功させ、経営に役立ててください。

posted by T.Sasaki at 00:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ■社会保険の知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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