2006年11月28日

No.8【世界No.1カリスマコーチが教える−一瞬で自分を変える法】アンソニー・ロビンズ[著] 本田健[訳]

 「あなたは失敗を恐れているだろうか。『失敗から学ぶ』心構えがあるだろうか。
 マーク・トウェインは、『若い悲観主義者ほど見ていて嘆かわしいものはない』と言ったが、まったくそのとおりだ。失敗を信じる人は、ほぼ間違いなく平凡以下の人生を送るだろう。偉大な人物(予備軍も含む)は失敗を失敗と思わず、いつまでもくよくよと悩まない。ものごとがうまくいかなくても消極的になることはない。
 ここである男の一生を見てみよう。この男は、
 
 二十一歳で事業に失敗する。
 二十二歳で選挙に落選する。
 二十四歳でまたもや事業に失敗する。
 二十六歳で恋人の死の悲しみを乗り越える。
 二十七歳でノイローゼになる。
 三十四歳で下院議員選挙に落選する。
 三十六歳で下院議員選挙に落選する。
 四十五歳で上院議員選挙に落選する。
 四十七歳で副大統領になりそこなう。
 四十九歳で上院議員選挙に落選する。
 五十二歳でアメリカ合衆国大統領に就任する。

 この男とは、エイブラハム・リンカーンである。もし彼がいくつもの不幸な出来事を失敗と考えたなら、大統領になることはなかっただろう。」
 


 本書の著者、アンソニー・ロビンズは、「アメリカで最も有名で影響力のあるコーチ」といわれています。日本でも自己啓発の本をよく読む方であればご存知の方も多いのではないでしょうか。
 本書は、その内容が普遍的で誰にでも応用できること、また神経言語プログラミング(NLP)という神経学の理論を基にしながら、難しい理論の説明は一切無く、実践で使えるわかりやすい内容になっていることから今回ご紹介させていただくことにしました。

 題名だけ読むと、「ホントにそんなことできるのだろうか?」と思う方も多いと思いますが、よくありがちな「こういう生き方を心がけましょう」というようなスローガンに終始する内容ではありません。本書の題名の由来は、NLP(神経言語プログラミング)の“リフレーミング”という「認知の枠組み」をかえるプロセスを利用すれば可能である、ということからきていると思われます。

 リフレーミング(認知の枠組みを変えること)には「状況のリフレーミング」と「意味のリフレーミング」があるとのこと。意味のリフレーミングとして著者はいくつかの例を挙げていますが、そのうちのひとつは以下のようなものです。
 「有名な陸軍大将にまつわる話を紹介しよう。敵の猛攻撃を受けている部隊に向かって、こう言い放ったのだ。『我が軍は退却するのではない。反対方向に向かって進軍するのだ』」
 
 非常に単純な話ですが、生死を分ける決断の中でこの陸軍大将の行ったリフレーミングが退却をスムーズに行わせ、多くの命を救ったことは想像に難くありません。

 そのほかにもNLP(神経言語プログラミング)の研究の中から、モデリング、ミラーリング、ページング、リーディング、アンカリングなどについてその実践の仕方が説明されていきます。NLPについて著者は次のように語っています。
 「NLPは、人間の脳を思い通りの方向へと導くための系統だった枠組みであり、自分が望んだとおりの結果を出すために脳を最大限に活用するための科学である」

 本書の内容は、個人が成功を手に入れるためだけではなく、ビジネスシーンでも活用できるものも多くあります。営業マンの商談スキル向上、新しい人事制度を取り入れる際に、従業員の協力を取り付けたい場合の人心掌握術等々。

 最後になりますが、本書の冒頭で著者がこの本の目的について語っている文章を紹介したいと思います。
 「本書の本質を一語で言い表すとすれば、こうなるだろう。『結果を出せ!』」
 
 本書に書かれているテクニックを使って、ぜひ「結果を出して」いきましょう。

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